人生初ヘルパーの話

アイホームズ賃貸担当のたむらです。

人生で一番最初にヘルパーとして介助したのは98才の男性ご利用者様の足浴でした。

30分のケアの中でトイレにお連れし、椅子に座っていただき、たらいに入れたお湯に足を入れ、マッサージです。

たらいに入れるお湯もやかんで3回沸かし、お水でうめます。やけどをしたら大変ですからここは慎重に。人肌程度になったら足浴開始です٩( ‘ω’ )و

全体的にむくみのあるご利用者様でしたのでマッサージするととても気持ち良いようでおしゃべりしていたのに返事がなくなります(﹡ˆ﹀ˆ﹡)♡うとうとされているんですね。椅子から落ちないよう無理やりおしゃべり続行で速やかに足浴終了です。
びっくりするほどむくんでいた足がほっそりしています。

色々とても勉強になる日々でした。

ある時、そのご利用者様が言われました。
『私ももうあと2、3日です。長くないです。ありがとう。』
そんなこと言わないで…

本当にその2日後に天に召されました。

週に1回、半年もケアをしなかったと記憶していますが人生初ヘルパーとしてのお仕事で、自分の寿命の終わる日を宣言した方なので強く印象に残っています。

久しぶりにその方の家の前を通ったので心の中で手を合わせました。

お独り暮らしでしたので空き家のはずです。そのままになっていたのはなんかもったいない気がしますね。(不動産屋さんっぽい視点で)

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