買い替えってそんなに簡単?

こんばんは~

真剣に考えるアイホームズです。

朝のテレビ番組を見ていて、ふと思ったことがあります。

芸人さんが今住んでいる戸建を売却して新たに新居を購入するというテーマ。

初めは、「ふーん」って感じで、気にも留めていなかったのですが、売買専門不動産屋として「えっ?」と思うことがありました。

それは・・・・

今の自宅にローンが残っているということ。

新たにローンを組むためには、既存のローンをなくさないとダメです。

なのに・・・

番組では新居探しを毎週やっています。

気に入った物件がなかなか見つからないので、毎週そのコーナーがあるのですが、もしも住みたい物件が見つかったらどうなるでしょうか?

これは、一般人の皆さまが住み替えを検討される時にも参考になることです。

そこにはいくつかのハードルが存在するのです。

新しい物件の購入をするためには、新たなローンが組めることを確認できないと契約も出来ないのが一般的です。

タイミング良く今住んでいる家の買主が現れると都合がよいですね。

ですが、それだけではダメです。

その買主さんがローンを組まなければならない方であれば、その融資の内定を待たなければばりません。

さらにその先、決済されることなくなんらかの理由で解約となるケースを想定しなければなりません。

万が一にも解約になってしまった場合をも想定して、新居を購入する際に、その売却契約の方が解約になった場合は、白紙解約できるという条文を入れておかないと大変厄介なことになり得ます。

が・・・しかし・・・ここが問題です。

果たして売主さんが、そのような不安定な契約を受け付けてくれるでしょうか。

いつ解約になるか分からないような契約内容だと承諾してもらえないですし、仲介会社としても推し進めるわけにはいきません。

売却の方が解約になった場合には、違約金や手付け放棄といった方法になるのでしょう。

そうするとその際に受け取る金銭を、購入物件の解約の為の手付け放棄に回せば良いのですが、出来れば避けたい方法です。

最終的に手付けを受け取る新居の売主以外は、全く良いことがありません。

自宅は売れないし、折角見つけた新居も諦めないといけなくなります。

踏んだり蹴ったりですね。

そうするとどうすればよいか??

→ 答えは、今の家を業者に買い取ってもらう事!

普通の買い取り業者さんであれば、ローン解約を前提とした特約は付きません。

ですから安心して売却契約を成就させることができるのです。

しかしデメリットもあります。

当然、エンドユーザーの方へ売るよりも価格が下がってしまいます。

その点を良く理解して、売却と購入という二つの事を同時に進行させなければいけないのです。

今の自宅を売って少しでも利益を出そうと考えるのか、またはスムーズな住み替えを優先して売却先を選定するのか?

どちらを優先するのかその判断をするのはご本人です。

この芸人さんは結果的にどうなるでしょうか?

危険な橋を渡るようなことがない事を祈るばかりです。

くれぐれも石橋は叩いて渡りましょう。

このようなケースのお客様のご相談も大歓迎のアイホームズですから、どうぞお気軽にお問い合わせいただきたいと思います。

ではまたっ!

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